上司や先輩が定年や結婚などで退職をする場合に贈る、退職祝いののしとマナーについて紹介します
人に贈り物をする際に、以前は紙を敷いた台に載せて目録を付けるしきたりがありました。目録には内容・数量・贈り主の氏名が記載されていましたが、時代と共に目録は省略され、現代では相手に贈り物の内容を伝えるために、のし紙に表書きを書く様になりました。
出産祝いや入学祝、引っ越し祝いや長寿祝いなど、日本には贈り物をする機会が多くあり、祝い事などの進物に「のし」は欠かせない存在です。
さて、上司や先輩が定年や結婚などで退職をする場合、一般的には同僚や部課単位で送別会を計画して退職祝いのプレゼントを贈呈しますが、直属の上司やお世話になった先輩には個人的に贈り物をしたいと考える方もいるでしょう。
その場合の退職祝いを贈るタイミングですが、あまり早すぎるのは失礼に当たりますし、最終日は持ち帰る荷物も多いことを考慮すると、退職する最後の2~3日前がベストだと言えそうです。
また、目上の方にお金を贈るのは失礼だとされているので贈答品が最適ですが、近年はプチギフトと共に金封を贈るケースも増えています。のし紙・金封どちらも水引は紅白の花結びが基本で、金封はあわび結びも可能です。表書きは御礼や御祝いを使用しますが、自己都合で退職する方には御礼が適当だとされています。
下に書く贈り主の名前は、水引の結び目の中央下に表書きよりやや小さく氏名を書きますが、複数で贈呈するケースでは連名にすると書いた順番で上位や下位といった順位が生じますので「有志一同」とした方が堅実です。
こういったマナーを踏まえて、喜ばれる贈り物を選びましょう。
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