長寿を願うおせちの海老

正月に食べるご馳走をおせちと言い年の初めを祝いますが、実はその起源は古く、縄文時代の終わり頃か弥生時代初めと言われています。
中国から稲作が伝わったのがこの頃で、それ以前は山や川、海で獲れる物が中心の狩猟民族でした。

そこから進んで農耕民族として培われていく文化は、稲作の伝来によるところが大きいと言えます。作物の収穫を季節ごとに神様に感謝し、その気持ちを「節供」として供え、それを料理して大漁や豊作を願いつつ、自然の恵みにも感謝をして食べた料理が「節供料理」で、おせちの始まりです。

日本に古くから伝わる行事食として、それぞれに料理や素材には意味があります。
一般的には三段の重箱に詰めますが、一の重は祝肴や口取り、二の重が酢の物、焼き物、三の重が筑前煮やお煮しめなどの煮物です。

二の重に詰める焼き物には、海老やぶり、めでたい鯛などが使われますが、最近は出世を祈願してうなぎのぼりに語呂合わせしてうなぎを入れることもあります。
ぶりも成長と共に名前が変化していく出世魚であることから、同様に出世を願う気持ちの表れです。

そして、海老はその姿から腰が曲がるまで長生きするように長寿を祈る食べ物で、そのほかにも、赤い色は魔よけの色、朱色が晴れやかで正月には最適との説もあります。
料理法としては、背ワタを取るなど下処理をした後にシンプルに塩焼きにしたり、豪華に雲丹焼きにするのも良いでしょう。

また、だしやしょうゆ、酒やみりんなどで煮る旨煮も赤い色が出て鮮やかですし、たまにはオマール海老を奮発するのも豪華なおせちの演出になります。
来年のおせちは、縁起の良い海老をメインに考えてみてはいかがでしょうか。

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カテゴリー:おせち

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