敬老の日は、いつからあるのですか?その起源を教えてください
敬老の日の由来には2つの説があり、どちらが正しいかは断定できません。
一つは、聖徳太子が敬老の日の由来に関係しているという説です。聖徳太子が大阪の四天王寺を建てる際に、悲田院(ひでんいん)を建てたのが9月15日だったそうです。
悲田院は、日本最古の老人ホームと言われ、仏教思想に基づいて貧しい人や孤児を救うために聖徳太子が作るように命じた施設です。聖徳太子が建てたという悲田院は伝承として残っており、記録上は、723年に皇太子妃時代の光明皇后が設置したものが日本で最古の悲田院です。
いずれにしても、聖徳太子の時代に、すでに老人を救うための施設が存在したというのは驚くべきことです。
もう一つの説は、昭和22年に兵庫県多可郡旧野間谷村(現・八千代町)の村長、門脇政夫さんが、今後は年寄りの知恵を借りて村作りをしたいという考えをもとに、9月15日を年寄りの日として村役場を休日にし、地域の老人を集めて「敬老会」という名称の慰労会を開いたのが敬老の日の始まりという話です。
この取り組みが評判となって、昭和25年には早くも兵庫県全域に「敬老会」が広まりました。昭和22年と言えば第二次世界大戦の終戦からまだ間もない時期。生きていくだけでも精一杯だった時代に、お年寄りを大事にする精神が日本全国で支持されたのです。
その後、9月15日にお年寄りを慰労する習わしがもととなって、その日を昭和29年に国民の祝日に制定されました。
現在では、敬老の日は移動祝日となり9月第3月曜日に定められています。
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