相手が喪中のとき、お中元はどうすればよいでしょうか?
お中元を贈る相手が喪中のときは、「お中元を贈ってはいけない」と思っている方は意外に多いようです。お中元はお祝いごとではないと分かっていても、贈る品物が美味しいものや素敵なものだとしても、やはり喪中にはそんな気分にはなれないと思ってしまうでしょう。
反対にお中元を贈ってしまうことで、喪中で大変な時に余計な気遣いをさせてしまう可能性もあります。それでは、日頃の感謝の意味を込めて贈るお中元でも、迷惑になってしまいます。ですから、気をつかって「お中元を贈らない」というのは、決して間違いではありません。
しかし、基本的にはお祝いの贈り物ではないので、贈ったとしてもマナー違反ということにはなりません。逆に、礼儀の面から考えると、喪中であるかないかに関わらず、お世話になっている方へ贈るのですから贈らない方が失礼になってしまう場合もあります。
特に目上の方や上司などの場合は、変に気を使ってお中元を止めてしまうと、今後の関係に影響を及ぼすかもしれません。
喪中の方にお中元を贈る時に気をつけなければいけないのは、「贈るかどうか」ということではありません。「贈る時のマナー」の方に重点を置くことが大切です。
お中元というのは、通常、熨斗をつけて贈りますが、喪中の方に贈る場合には紅白の水引などは止めましょう。白い無地の短冊に「お中元」とだけ書くのが礼儀です。また、お中元に関して「お気づかいないように」との一言を添えると、相手に余計な気を使わせないで済むでしょう。
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