2つの百貨店から一つの阪急阪神百貨店へ統合したことで消費者にもたらされるメリット
現在阪急と阪神は阪急阪神ホールディングスの傘下にあります。
阪急と阪神はそれぞれ百貨店を持ち、立地も比較的近いことからお互いが競争する相手だという印象がありました。
しかし、2006年に同持ち株会社傘下に阪神電鉄が加わることで現在の形態となりました。
この統合は消費者にとってはメリットのあるものとなっています。
鉄道路線そのものは、物理的にお互いに乗り入れができないため、特に変化はありません。
しかし、百貨店は阪急阪神百貨店となり、買い物をする際のサービス性向上につながっています。
例えば、阪神百貨店で探している品物がなく店員に問い合わせた場合、阪急百貨店にあるかどうか電話ですぐに確認してもらえます。
それぞれ行く手間が省けて利便性が向上しています。
また、買い物をするとポイントが付与される仕組みがあります。
これまでは、各百貨店で作る必要がありましたが、1枚のカードにまとまるというメリットがあります。
ポイントが少なく使わずそのままになるという状況が少なくなりました。
このポイントは、電車に乗車した場合にも、金額に応じてポイントが付与されます。
阪神電車、阪急電車とも同じポイントが付与される仕組みになりました。
これも大変利便性が向上したと感じる内容です。
統合した当時は、会社の都合、例えば海外資本による買収の対抗策としてしか見ることができませんでした。
しかし、それ以外にも消費者にとって様々なメリットを享受できる事例として成功を収めた統合といえるでしょう。
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